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特別開催!暗闇ごはん×MIRACORE®

2024.08.26

コラボレーター

特別開催!暗闇ごはん×MIRACORE®

2024年6月7日、MIRACORE®をフル活用した暗闇ごはんが開催されました。 暗闇ごはんは、目隠しをした状態で食事に向き合うという、普段は浅草の緑泉寺で催される体験型ワークショップ。緑泉寺の住職である青江覚峰さんに、今回は特別にMIRACORE®を活用した精進料理メニューで実施いただきました。 精進料理なので、「出汁」も含めて動物性の食材を使いません。 暗闇のなかでの興味深い体験についてレポートします。

青江覚峰さん

浄土真宗のお寺 緑泉寺の住職でありながら、料理を通じて仏教を伝える「料理僧」として食育活動や書籍出版に取り組まれています。
https://www.ryokusenji.net/kaku/

参加された皆さま

会場となった立命館大学には、未来の食に向き合う15名の皆さんが集まりました。

立命館大学万博学生委員会 SusTable
「未来食」を通じたサステナブルな食卓づくりを目指す、立命館大学の学生団体

立命館大学 多感覚・認知デザイン研究室
多感覚知覚と「食」の認知を心理学の見地から研究されている、和田有史教授の研究室

「いただきます」

部屋の照明を落としたうえにアイマスクを着用し、視覚を完全に奪った形で体験する暗闇ごはん。

暗闇に入る前に、まずは明るい部屋で「いただきます」のワークショップを行います。

目の前に置かれたのは、5房の枝豆。

枝豆を配る青江覚峰さん

「いただきます」の由来となった仏教の教えを青江さんに解説いただき、教えの内容を自分なりに咀嚼しながら、枝豆一粒一粒をかみしめます。

目の前の食べ物に向き合う集中力を高め、いざ、暗闇の世界へ――

遮光性の高いアイマスクで、完全な暗闇に…

※ここから先は、写真なしでレポートします。暗闇のなかで一緒に体験している気分でご覧ください。

視覚の引き算、味覚の足し算

今回は、MIRACORE®の製品MIRA-Dashi®を活用していただき、全4品の精進料理を提供していただきました。

一皿ずつ提供されるお料理を、もちろん何も見えない状態で口に運んでいきます。

青江さんの問いかけを受け、隣の人とどのような料理なのか考察しながら味わいます。

「ちょっと柔らかいこの塊は…ニンジンですかね?」

「え、私はカブかと思ったんですが…」

「どちらかははっきりしないけれど、たしかに根菜っぽい感じがしますよね」

色・形が見えないので、口にしているのが何の食材なのかを当てるのはとても難しい…
ただ、「○○っぽさ」は共通して持っているようで、とても興味深かったです。

なかには、
これ、すごく肉っぽい!?

と、一同動物っぽさを感じる一品も。
(後ほど種明かしの時間に分かりましたが、MIRA-Dashi®が使われていたようです)

視覚を完全に奪うという引き算をしたうえで、動物感という足し算をするのは面白いと思いました。
動物感を感じさせるMIRACORE®は、暗闇ごはんと相性がいいなと感じました。
――和田有史教授

暗闇では、視覚以外の感覚<味覚><嗅覚><触覚>が普段より敏感になります。

暗闇であり、かつ、MIRA-Dashi®を組み合わせた精進料理だからこそ、
普段私たちが特別に意識することがない「動物らしさ」をあらためて認識することができたのかもしれません。

新ジャンルの精進料理

「精進料理」と聞くと、淡白な味をイメージされる方も多いのではないでしょうか?

そんなイメージとは対照的に、今回の精進料理はそれぞれにバラエティに富んだ味わいを感じて、とても印象的でした。

青江覚峰さん曰く、

MIRA-Dashi®は舞台のような存在。舞台は舞台として目立つことはしないけれど、主役を目立たせる力を持っている

とのこと。
MIRA-Dashi®が、食材それぞれの個性を引き立てていたという効果があったのかもしれませんね。

私は、肉っぽい精進料理があっても良いと思うんです。
MIRA-Dashi®があると、いろんな精進料理のアイディアが浮かんで…
一言で言うと「楽しい」です。

植物性なのに動物っぽさを感じさせるMIRA-Dashi®とその技術MIRACORE®。

青江覚峰さんとMIRACORE®の出会いにより、時に動物っぽさを感じさせる<新ジャンルの精進料理>が誕生しようとしているようです。

今後どんな新感覚の精進料理が飛び出してくるのか、わくわくします!