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大阪公立大学の国際交流プログラムで紹介-人生初の「豚骨」体験

2024.10.20

コラボレーター

大阪公立大学の国際交流プログラムで紹介-人生初の「豚骨」体験

2024年10月4日、大阪公立大学(OMU)杉本キャンパスで開催されたUniversity Putra Malaysia (UPM) との国際交流プログラム “Kakehashi: Japan Cultural Exchange” でMIRACORE®を紹介してきました。 きっかけは、OMUのある教授の「ムスリムの学生が来るから、感想をもらったらおもしろいんじゃない?」というアイディア。 MIRACORE®︎イベントとしてはじめて、ムスリムの方々に植物性の豚骨ラーメンを振る舞いました! 人生初の「豚骨の味」はどうだったのでしょうか…?

“Kakehashi: Japan Cultural Exchange”として実施されたOMU学生とUPM学生の交流プログラム。

パーム油やチョコレートの製造工場を3拠点持つ不二製油にとってマレーシアは大切なビジネスパートナー。

加えて筆者はOMUが母校であるだけでなく、シンガポール駐在時にUPMの卒業生と一緒に仕事をしたことがあり、個人的にも親しみを感じながら準備を進めました。

 

今回担当したのは筆者とタイ出身の弊社MIRACORE®研究員。

参加者の約半数がムスリムの方という前情報をいただいており、MIRACORE®をムスリムの方に紹介して感想を聞けるチャンス!と意気込みました。

一方で、豚を食べない文化の方に植物性とは言え「豚骨風ラーメン」を提供して大丈夫かな?と少々不安になりつつも、新規事業で培った「やってみなはれ」の精神で提供することを決意。

 

はじめに会社紹介で、サステナビリティを最大限実践するマレーシアのパーム油工場を紹介し、不二製油という会社への興味を持ってもらいます。

そして、いよいよMIRACORE®の紹介へと移ります。

担当したのはタイ出身の研究員。実はMIRACORE®チームもダイバーシティーに富んでいます。

日本の出汁文化を丁寧に説明し、植物性のダシがあることで、こんなにもプラントベースフードが美味しくて満足感のあるものに進化させられることをインプット。

 

.......そして、いよいよ試食会です!

「朝から心待ちにしていました!」

実は私たちが到着する前から教授のご案内で最後に試食会があることを知っていた学生の皆さん。とても楽しみにしていただいていたようです。

 

もしかすると「豚骨風」とは言え、その表現自体が受け入れられない可能性を心配した私(小心者)。

念のためムスリムの学生さんに向けて「今日提供する試食品は植物性なので、豚由来原料はもちろんのこと、動物性の原料は一切使っていませんが、実際に食べるかどうかはご自身で判断してください」とアナウンス。

でも皆さんの目はまだキラキラしたままです。

 

これはもしかしてみんな食べてみたくてしょうがないのか?そんな思いをはせながら試食が配られます。

恐る恐る「味はどうですか?美味しいですか?」と尋ねると、「めちゃくちゃ美味しいです!」とのコメント。

MIRACORE®やっていてよかったと思った瞬間です。

豚骨風ラーメンを手にするUPMの教授と学生の皆さま
「おかわりいただいちゃいました」

食のユニバーサル化を目指して

MIRACORE®は植物性で動物性食品のおいしさや満足感を表現できる技術です。でも本当にそれだけが真の価値なのでしょうか。

MIRACORE®が提供できる技術的価値はその通りです。

しかしその先に広がる世界は実は私たちが考えるよりももっと壮大で、世界中の人々を笑顔にできる可能性を秘めています。

 

思想や宗教、食品アレルギーの有無などに左右されず、誰もが一堂に会して同じ食卓を囲み、同じ食事を楽しむ。

このような光景は日本にいると割と当たり前のように感じるかもしれません。しかし一歩外に出るとそうではない場合もあります。

インバウンド旅行者の増加に伴い、日本においてもヴィーガン食や宗教対応食の対応に奔走されている場面を目の当たりにする機会が増えているようです。

 

MIRACORE®チームは、今回の活動を通して確信しました。

「MIRACORE®を世界中の人々に知ってもらおう!」と。


最後にアンケートで記載してもらったフリーコメントの一部をご紹介します。

「宗教に関わらず全員が(同じように制限なく)このワークショップに参加できとても楽しかったです。植物性のダシやラーメン、美味しかったです。」

「ビデオを使った説明がとても良く、容易に理解することができました。そして、試食会も最高でした。私は本当に豚骨の味が好きです。ムスリムとして、(本物の)豚を食べることなく豚骨の味を知ることができたのは幸せでした。」